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J humind association

人生をロールプレイングする/『生き直す』という新しい選択肢

3.学校生活で作られた「日本人」としての在り方と新社会人への適応

VISION

年齢を重ね、子は各々によって異なりますが保育園、幼稚園、小学校(以下「学校」と呼称)という社会環境へとフィールドを広げていきます。家庭環境で接する限られた人間関係の外に出ることになり、友達・友達の親・担任の先生など、今までの家庭環境での当たり前とは違った思想を持った人と触れ合うことによって、より様々な思い方や考え方の選択肢が増えていくステージに移行します。

 

 当然のことですが、友達や担任の先生も幼少時の人格形成を基本として行動しているため、価値観や物事の捉え方は自分とは異なります。 それによって、「自分とは違う人」という明確な境界線を引くことを無意識でしてしまうのもこれが初めてのことでしょう。

 

 学校教育とは、どのような学びの場なのでしょうか。

 

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 基本的な代表例をいくつか挙げていきましょう。

全体行動が基本

暗記学習

一問一答

学力査定文科省の学習指導要領に則ったチェック項目により決められる順位評価制度

⑤学校生活の主体は担任の主観に帰属する

 

一部ではありますが以上のようなものがあります。

 

 子育ての人格形成の基本は「家庭(家族)」に間違いなくあります。学校教育に入った時点で、国が定めた教育方針に沿った「日本人」としての在り方が養われていくのです。上記の代表例をご覧になって、どのようなことを思うでしょうか。現代社会で生きる私達は、これによく似たシステムの中での今も生活をしているとは思いませんか。

 

 例えば会社を学校教育の代表例に合わせて解釈して見ましょう。

 

①出勤時間は決まっている、退勤時間は決まっていない。皆と歩調を合わせないと疎まれたり妬まれたり、信頼関係すら失う。

②やり方を覚えて仕事をする。が、人それぞれの学習能力は違うにも関わらず、ある一定ラインを常に超えていないと怒られる。

③先輩に教えられるやり方をそのまま遂行したが結果が出なかった。怒られるばかりで他のやり方がわからないので途方に暮れる。

④結果が全てであり、成長過程にある将来有望な者を評価しないことにより、離職率が増え雇用問題が深刻化。

⑤上司のご機嫌取りが出世し、寡黙に仕事で成果を出している者よりも評価される。

 

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 もちろんこのシステムを改良・進化させ、良い職場環境を生み出している会社もあるでしょう。ですが、多くの会社は日本の学校教育をそのまま社会システムに反映し、いつしかその形態が「会社」という独裁的な環境設定に強制的に従わされる結果を生んでいることにお気付きでしょうか。学校教育過程を修了し、夢と希望を持って社会へ飛び込もうとする新社会人を待ち受けている次なる環境が、学校教育をさらに劣悪化した環境。会社が教える知識は、もはや自己成長を促す勉強ではなく、企業特化戦士を生み出す「詰め込み失敗量産型システム」であり、その人個人の人生を豊かにする心の教育ではない、逆に心を擦り減らす人生を歩ませるものになってはいないだろうか。

 

 「日本人」としての在り方。それは世界から見たらどのように見られているのでしょうか。ものづくりに関して言えば世界トップクラスでしょう。世界に発信しても恥ずかしくない、日本として誇れる企業も多く存在しているのも事実です。ですが、残念ながら大半ではありません。

 

 今の日本は、物には不自由しなくても心が満たされない鬱病大国となっています。少年犯罪や自殺者が増え、思い遣りを持った行動をするとなぜか白い目で見られるから優しさを出し惜しみしてしまうという悪循環を生んでしまっています。

 

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 人に優しい社会、温かみのある人間関係はどのようにしたら生まれるのか。

 その答えを本気で考えていかなければならない時が来ているのです。